鹿児島県東串良町役場
AI活用セミナー
セミナー・講師派遣

【活動事例】東串良町役場職員向けセミナー「0で終わらせないAI活用」
主催: 東串良町役場(鹿児島県)
講師: 佐藤フミシゲ(クリエイティブディレクター/マーケター)
所要: 講義60分+質疑30分
目的: 「AIを使った方が良い」というマインドの定着と、役場業務での“明日からの一歩”の具体化
ねらいと設計
導入でまず共有したのは、「なぜAIを使わなくてはいけないのか?」。
人口減・人手不足・業務の複雑化の三重苦に対して、根性と残業で殴り合う時代は終わりました。繰り返し作業はAIに任せ、人は“判断と合意形成”に集中する。**「時間を取り戻す技術」**としてのAIを、役場の文脈に落とし込みました。
佐藤の少し辛口な前提:「紙・口頭・属人」で回る仕組みは、善意に依存した偶然の運用。AIはそれを必然の仕組みに置き換える装置です。
MEMBER
ディレクション
佐藤フミシゲ

プログラム(60分)
1|導入:なぜAIか(10分)
業務の“0止まり”(作業して終わり)を+(成果)へ接続する
「早く・安く・正確に」を同時達成するレバーとしての生成AI
リスク(誤情報・個人情報)と、役場での守りの基本線
2|どんなツールがある?(15分)
テキスト系:要約・下書き・文案比較・議事要点化
画像/動画系:掲示物・広報素材の“たたき台”生成
検索・調査系:一次情報への到達を速くするアシスト
Office連携:メール雛形、Excel関数提案、議事録整形 など
3|佐藤が日常で使うツール紹介(20分)
ChatGPT:企画骨子→見出し→本文→要約までの連続生成
Perplexity:根拠付きの調べもの、一次ソースあたり
NotebookLM:長文資料の要点抽出とインタビュー台本作成
Adobe Firefly/Runway:広報画像・告知動画のたたき台
Notion AI:議事録→アクション化、ナレッジの**“引き出し化”**
(自治体向け)Copilot/Google WorkspaceのAI:メール・資料作成の組織標準化
→ 実演では「通知文の改善」「Excelの関数提案」「ポスター文言のAB比較」を短時間で体験。
4|未来のIT(15分)
**“検索→会話→自動化”**への重心移動
マルチモーダル(音声・画像・動画)で非IT職の生産性が逆転する時代
小規模自治体こそ、小さく試す→ナレッジ化→横展開が勝ち筋
質疑応答(30分)で出た“現場の問い”
「住民向け案内文をやさしい日本語に変換できる?」
「個人情報を扱う文書でどこまで入力して良い?」
「RPAと生成AIはどう使い分ける?」
「上司の理解を得る社内説明テンプレは?」
→ それぞれに具体的なプロンプト例と守りのルール(機微情報は入れない/要点構造化して渡す/必ず人が検証)を提示しました。
即日運用できる“3つのルール”
小さく試す:まず1係1業務、週1回、15分の“AIタイム”を設定
構造化して投げる:箇条書きで「目的・相手・トーン・制約」を添えてAIに依頼
人が責任を持つ:出力は下書き。事実確認と最終判断は必ず人
反応と手応え
講義後の休憩所でもAIの話題が続き、
「**検索より早い“下書き作成”**に使えるかも」
「誤字チェックと要約だけでも時短になる」
「やさしい日本語化は窓口で助かる」
といった前向きな声が複数上がりました。目的だった**“使った方が良い”マインドの着火**は、手応えあり。自治体業務の品質向上と住民サービスの体験改善に、ささやかながら貢献できたと感じています。
成果(見える化)
研修後1週間で、広報文の雛形作成にAIを試用(報告あり)
総務・住民・福祉の各担当で試行テーマを設定(予定)
来月以降、ガイドライン雛形/プロンプト集の共同整備に着手予定
佐藤フミシゲの“ちょい毒メモ”
「AIが怖い」は正常。怖いまま触らないのが一番のリスク。
「完璧に使いこなしてから導入」は、導入しない言い訳ランキング1位。
善意と根性は尊い。ただし仕組みには勝てない。仕組み+善意が最強。
今後の支援メニュー(自治体向け)
基礎研修(90分):リスクと成果のバランス設計
部局別ワーク:業務ごとの“AIで削れる30分”を特定
プロンプト集と運用ルール整備:再現性のある“型”を共同開発
広報・住民向け文書のAI校閲ライン:読みやすさと正確性の両立
0で終わらせない。+まで運ぶ。
そのための現実的で安全なAI活用を、これからも一緒に作っていきます。





