INTERVIEW W/CEO:

CEO

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YUJI SUGITA

株式会社イーダの代表取締役、杉田裕司。
システムエンジニア。
フーディー、趣味は登山とダイビング。

Q1.I-DAを一言で言うとどんな会社ですか?

プロ集団。プロ野球のチームかな。
学校みたいに義務でここにみんなが 集まってくるのではなくて、野球チームみたいに野球の好きな子がそこに自発的に集まる。義務教育の学校のように、決められた規則の中で、義務としてそこに集うのではなく、「自発的に」好きでそこにいる個人の集まり。プロ野球というのはどちらかというと希望で、今はリトルリーグくらいかもしれない(笑)

僕は、本来、全ての人が理性的であれば、ルールなんかなくてもいいと思ってる。
ちゃんと理性的に考えられる人だけの社会なら、人殺しも起こらないし法律もいらない。そういう意味でいうと、決められたルールに従って、義務のようにただ集まるのではなく、自発的に好きで集まった集団であってほしいと思ってる。

Q2.I-DAのここは自慢できるってところは?

自発的であるということ。小さな会社特有かもしれないけど、大きくて人が多い会社になれば、人に乗っかる人もいるし、暇になったらぼーっとしてる人とか、サボるもいるかもしれない。でも、たとえば就業時間中にマンガを読んでいたとして、それが本当に大きな仕事に繋がるなら、ぜんせん僕はアリだと思うし、もし寝ていたとしても、その後に2時間ぶっ続けで、集中して、最大のパフォーマンスを発揮するためするならそれでもいいと思ってる。それはただ時間があるから寝る、というのと全然意味が違う。意味が本当にあるならそれでいい。
時間があったらできることはいくらでもあるから、うちはそういった意味のある行動ができるところ。それに意味があると思ってやるなら、何も言わないし、そういう土壌がある会社。

Q3.制作の本質って何でしょう?

基本的に画面の向こう側を常に意識してる。たとえばWEB制作でいうなら、クライアントの意向はもちろんあるのだけれど、そのWEBサイトを利用するユーザーと、いかにコミュニケーション、意思疎通ができるかということ。
制作の過程で、それがもしクライアントの意向に沿わなければ、説得する必要もでてくるし、それも仕事のひとつ。クライアントの意向を聞きつつ、画面の向こうの人の要望を満たせるような提案ができるように一番意識するのは、いつも画面の向こう側。

Q4.I-DAはフーリーペーパーから始まり、
現在のイーダとなりました。今と昔で変わった点、変わっていない点は?

業態も違うんだけど、大きく変わったのは「ブラック」からクリーンになった。フリーペーパーの時は、出版業だったこともあって、本当に毎日、夜中まで仕事をしてた。もともとグラック企業で働いていた仲のいい人材が集まったのもあって、良くも悪くも、何かサークルとかキャンプをしてるような感じだったけど、今はもっとスマートになったし、クリーンになった。
変わっていないのは、スタッフに自由にさせていること。社内規定はあるけど、意味があることにつながるなら本当に何をしたっていいと思っていて、それは昔からかわっていないところ。

Q5.理念に「あそび心と共感」とありますが、どうしてですか?

クリエイティブな仕事なので、常にどこかに遊び心を入れたいと思っているから。理屈だけではつまらないし、ほんの少しでもいいから、くすっと笑えるような遊び心があるといい。でも、遊び心を入れたものが、共感されないと意味がない。自分なりの遊び心を入れたんだけど、だれにも共感されなければ、それはただの自己満足だし、マスターベーション。
くすっと笑える=共感をえられているということだから、WEBでもグラフィックでも、面白い、いいじゃんと、共感を得られる遊び心を忘れないでほしいし、常に大切にしたいと思ってる。

Q6.現在のイーダは良い会社だと思いますか?
変えたいところはありますか? 

良い会社だと思う。
変えたいのは、個人を尊重したいので、今でもある程度自由なんだけど、もっと自由度を上げていきたい。
働く時間や場所を選べて、それで成果がでるならOK。制作するのは個人だから、その人が一番働きやすいようにして、かつそれで運営ができて、大きくなっていって、成長してお金でも時間でも裕福になる、というのは当初から考えていた。
もちろん簡単ではないけど、自由度は上げていきたい。ただ自由には責任がつきものだから、みんながその責任をもって作るのが前提にはなるけど。

Q7.イーダの未来は?

各個人のやりたいことに会社が出資、支援して、それがそれぞれ成長していって、いろんな業態が集まった複合体にしたいとは昔から思っていた。各個人がもっと自由な選択肢を持てるように成長して、お金も時間も裕福になれるよう、規模も仕事も大きくしたい。
今は一つのことをみんなでやってるけど、たとえば、誰かがメタバースの事業をやりたいと言ったらそれをやってもいいし、そのために移住が必要ならしてもいい。それぞれの個人のやりたいことが、複合体になって多事業展開できたらいいなと思ってる。やりたいことをやらせてあげられる資本力とバックアップできる体制を持てるようにしていきたい。

PLAYFULNESS & EMPATHY

Q8.どういう人材を求めていますか?

自発的で、自分で考えることができる人。たとえ今、十分なスキルがなくてもいい。自発的な人は必要なことを自分で勉強するから。少ないけど実際、まったくの未経験だったけど、知らない間にいつの間にか技術を身につけて、気がついたら中堅になっていた、って人は実際いたし。向上心のある人。自発的に行動できる人がいい。

Q9.どういう人はNGですか?

惰性で生きる人。何も考えられない人かな。
いろいろAI化されていく世の中で、そういう人はこの先いろいろ困るんじゃないかと思う。

Q10.志望される方へのメッセージ

想像と発想で劇的に何かが変わることってことをここで体感してほしい。「汗水たらして努力する」よりもいかに効率よく結果を出せるか、考えて、実行することができる人を期待しているし、ここに来てその能力を発揮してほしい。「考える」ことをやめなければ、何かが変わる。そんな未来を一緒に見て行けたらいいなと思う。

OMAKE:

コストや儲け度外視で、何でも好きなことができるとしたら、何がしたいですか?

飲食店、YouTuber、自分が出演兼裏方みたいな。